沖縄生活八ヶ月目です。
いよいよ、ダイブマスターへ向けてのトレーニングや座学がスタートしました。
ホントに様々な出来事、環境に関わることができた時間でした。
まず、今日はダイビングの“ライセンスとは”というお話をしたいと思います。
年齢も10歳以上であれば制限がないため、様々です。
聞くところによると、日本のダイバー人口は30〜40万人居るそうです。
(これは私の中ではかなり意外でした)
ライセンスも持たずにダイビング研修生として沖縄に来た私ですが、“なぜ、ダイビング?”というと「ダイバーが、海に関わる人の中で最強だ」と思ったからです。
こんな、イメージだけですが、なんとなーく。そんなもんです。
“海に関わる人”って様々ですが、海水浴客や、ジェットを運転してレジャーを開催する人(これも強そうに見えるw)ヨット(コレもいつかはやってみたい)サーファー(コレもやりたい。やりたいコトだらけだ…)そして、ダイバー。
この中だと、パッと見たイメージで一番海のこと知ってそうでしょ?
確かに知ってます。
ただ、インストラクターという仕事をしている方が9割でしょうか。
どういうことかと言いますと、(これも一概には言えないのですが…)ゲストとして潜ってる方は、そんなに海の知識だったりを求めてないということです。
本当に海が好きな人はどんどんインストラクターになって、マニアックになっていきますw
私が“意外だ”と感じたのは両者です。
中にはそんなに海好きじゃないイントラも居たり。
癒しの意味だけで潜るゲストの方が居たり。
誤解を招きそうなので挟みますが。
もちろん、楽しみ方は人それぞれだということが前提のお話です。
ただ、私の勝手な先入観のお話です。
真っ黒な男たちが船をチャーターして、ダイビングに出掛ける。
そういう男たちが好きな女たちも集まる…。
なんか、ざっくりこんなイメージでした。
まぁ、どちらかというと…派手なイメージだと言うことです(笑)
実際どうか?
私の受けた印象では“対極”ですね。
もっともっとマニアックな世界です。
そもそも、私がダイバーになって何がしたかったのか?というとそういった先入観で視てた男たちよりも海を知らないことが歯がゆかった…という感じでしょう。
ダイバーというものの何もかもが格好良く見えたもんです。
さて、ここで表題のお話に触れていきますが。(やっとw)
ライセンスを持ってなくても、もちろんダイビングはできます。
所謂、体験ダイビングというものですね。
担当のインストラクターが付いて、そのインストラクターと共に練習をしながら、ダイビングする。
水中でも、もちろんしっかりとしたサポートを受け、監督を受ける。
安全であり、安心です。
では、なぜライセンスというものが存在するのか?
ライセンスなしで潜れるなら要らないのではないか?
ライセンスを取ることによる利点はいくつかあります。
①担当のインストラクターを付けなくても、ライセンス認定された2人以上のダイバーのみで潜れる。
②BCD操作など、器材を自分で管理できる。
③ダイビング中のトラブルを自己管理できる。
④ガイドを付けて潜ったときに、体験ダイビング以上に広範囲を探検できる。
⑤水中生物や水中環境のことをより詳しく知れる(観れる)
と、まぁ、ライセンスを取ることで得られるものは、“ひとそれぞれ”かもしれません。
『ウミガメの上に乗ってリアル浦島太郎みたいな写真を撮りたーい!』
なんて、ライセンス持ちのダイバーからしたら言語道断です!
(たまーに本当に言われることですが)
もしかしたら、ライセンスを取るということはこの辺の考え方や知識をしっかりと理解する。という自己責任なのかもしれませんね。
更に言うと、ダイバーってもちろん綺麗な透明度の良い海の方が好きなので、「ダイバー増加=水中環境良化」という式が生まれます。(願いです)
そういう意味では、もっともっとダイバーが増えたら良いなぁって思いますね。
地球の71%が水で覆われています。
これは不思議なことに人間の身体の比率と全く同じです。
この言葉の通り“母なる海”なわけです。
人知が及ぶものでもなければ、人間程度が影響を与えれるものではないと思います。
しかし、現状は違います。
海はどんどん汚れ、生命が生きることの出来ない海も増え続けています。
私はこの事実が許せません…。
コレは、以前の旅の途中にカトマンズで撮ったものです。
道路の路肩がセメントの代わりに積み重なったゴミで出来ています。
もちろん周囲には悪臭が立ち込めていますが、住人は気にする様子はありません。
地球を護らなければ!という傲慢な考えではいけません。
人間は間違いなく、この地球という星に生かされている立場です。
現在、この星に住まわせてもらっている以上、恩恵に感謝しなくてはなりません。
“当たり前だ”と思う心を持ってはなりません。
「必要なものを、必要な分だけ」
それ以上でもそれ以下でもないのです。
自分にも言い聞かせる意味で言います。
全てに感謝できる心を持ちましょう。